統合失調症かもしれません
統合失調症の症状について
統合失調症は人口の1%近くがかかる精神疾患です。
さまざまな症状がみられますが
「自分の考えが人に知られてしまう」
「自分の行動が他人に支配されている」
「誰もいないのに人の声が聞こえる」
「いつも誰かに見張られている」
などの妄想・幻聴が代表的な症状です。
病状が悪化してくると「毒をもられている」「内臓が腐る」などの妄想がみられることがあります。
統合失調症はなぜ起きるか
遺伝的な要因とストレス要因が重なって発病します。
脳の感情を司る部分の働きの亢進と、それを抑える前頭葉の働きの低下がさまざまな研究から
指摘されていますが、病気の本態を知るためにはもうしばらく脳科学の進歩を待たなければならないようです。
統合失調症の治療について
病気である自覚はほとんどないので、家族や友人が注意して早めに医療機関の受診をすすめることが必要です。
重症化してからでは治療が困難となることがあります。
初期の症状としては
軽い気分の落ち込み
原因不明のけん怠感
現実感が乏しくなる
友人と会いたがらなくなる
部屋に引きこもる
などがあり、「疲れているだけだろう」と見過ごされてしまう場合が
ほとんどですので内科を受診して検査をしても原因が不明の時には早めに専門医を受診することが重要です。
心理検査で病気の始まりをみつけることができます。