ナルコレプシーや睡眠時無呼吸かもしれません
ナルコレプシーや睡眠時無呼吸の症状について
①ナルコレプシーは
日中急に睡魔に襲われる(睡眠発作)
体の力が抜けて倒れてしまう(脱力発作)
などの症状がでる病気です。
特に大事な会議で寝てしまったり、大笑いをしたときなどに脱力発作が起こりやすく、原因は長い間不明でした。
②睡眠時無呼吸症候群は肥満により口蓋が気道を塞いでしうことによる短時間の窒息状態です。
一晩に数十回も無呼吸を繰り返すと睡眠が十分とれず日中の眠気につながります。
放置しておくと心臓に負担がかかり高血圧や突然死の原因となります。
ナルコレプシーや睡眠時無呼吸はなぜ起きるか
①ナルコレプシーはオレキシンという物質の低下によって日中に起こる睡眠障害であることが知られています。
オレキシンは肥満にも関係する物質でナルコレプシーにかかる方はどちらかというとスリムな体型が多いようです。
②睡眠時無呼吸症候群の多くは肥満によるものですが、気道の構造の弱さによるものである場合もあるようです。
ナルコレプシーや睡眠時無呼吸の治療について
①ナルコレプシーの根本的治療は現在はありません。
眠気が出ないような薬を服用することが一般的な治療方法です。
②睡眠時無呼吸症候群も根本的な治療はありませんが、高度な肥満のある方は口蓋の手術をすることがあります。
通常は睡眠中に圧力をかけて呼吸をしやすくする装置をつけることが一般的で
マウスピースを装着する場合もあります。